今回は泊まって良かった宿をご紹介します。
この宿は温泉を調べている時に偶然見つけた宿で、見た瞬間良いなと思ったので予約を取って泊まってきました。
僕の中の勝手なイメージで国民宿舎といえば全てが平均的で、良くも悪くも無い宿ばかりだと思っていましたがこちらは全然違いました。
今回紹介する「国民宿舎 さんべ荘」はお部屋のグレードなども選択肢が豊富で温泉がとても素晴らしいです。
大浴場には加水や加温が一切無い純粋な湯船があって、湯船に投入されている湯量がとても多いのでかなり新鮮なお湯を楽しむ事が出来ます。
それでいてハイクラスな宿ではなく国民宿舎という事でカジュアルな使い方ができ、価格もお手頃なので温泉好きにはたまらない宿になっています。
それでは紹介していきます。
立地について
この宿は島根県大田市にあります。
三瓶山という山の近くにあり、この周辺には色んな温泉やレジャー施設やキャンプ場があって知る人ぞ知る人気スポットになっています。
また、周辺には温泉もたくさんあってこの宿の他にも良い温泉がたくさんあります。
このサイトでは他にも三瓶山周辺の温泉や飲食店を紹介した記事を書いてますのでよろしければこちらもご覧下さい。
・行って良かったオススメの温泉 島根県 小屋原温泉 熊谷旅館 貸切の極上炭酸泉
・行って良かったオススメのお店 島根県大田市 そば工房 木の香
・行って良かったオススメのお店 島根県 三瓶バーガー 大人も楽しめる本格的なご当地バーガー
こちらがさんべ荘の場所になります。
地図をご覧いただければ分かるようにさんべ荘は三瓶山のかなり近くにあります。
宿にたどり着くまでの道は整備されていてとても行きやすいですが、冬季になると積雪がある地域ですのでその点は注意が必要です。
こちらがさんべ荘の外観です。
少し古さを感じる部分はありますが、宿泊施設と一目で分かる外観で親しみやすさはあります。
こちらはさんべ荘の目の前にある駐車場です。
こちらの写真では一部しか写ってませんが、こんな感じで結構多くの車が停められる場所があるので車でお越しの際も安心です。
さんべ荘について
こちらがフロントです。
フロントは感染対策もしっかりしています。
チェックイン時は検温と消毒をしてチェックインをこちらで行います。
フロント前のロビーです。
こちらでチェックイン時や湯上り時にゆっくりする事も出来ます。
ただ、さんべ荘は日帰り入浴も行っていて、15時などの早い時間帯にチェックインするとこちらのロビーやフロント付近に日帰り入浴のお客さん多く、少し賑やかになっているのでこの辺は我慢ポイントですね。
レストランは1階フロント近くにあります。
(公式サイトより)
アイリスと呼ばれる食事処があり、本館の宿泊者はこちらで宿泊時の夕食と朝食をいただきます。(別館の宿泊者は別のお食事処で食べます。)
お昼も11時30分〜14時まで営業されているので日帰り入浴の際も利用できます。
客室について
全29室のさんべ荘の客室には様々なタイプがあります。
まず本館と別館で2つのタイプに分かれていて、本館は1万円台から選べる比較的お手頃なタイプのお部屋が多く、洋室シングル・ツインや和洋室ツインや和室など様々な種類があり、自分に合った好きなお部屋を選ぶ事ができます。
別館は全て古民家風の和室タイプのお部屋で、全てのお部屋に源泉掛け流しの内湯が備え付けられてます。
4種類のお部屋のがあり中にはメゾネットタイプのお部屋もあります。
価格は2万円台になりますがその分、本館に比べお部屋もキレイでしかも本館に宿泊されている方とは違う「レンゲツツジ」というお食事処で食べるようになるので、少し特別感もありこちらもオススメです。
今回僕が宿泊お部屋は本館の「Bタイプ和室」と呼ばれる10畳の和室と広縁があるシンプルなお部屋に泊まりました。
お風呂は付いていないタイプです。
お部屋は館内の2階にあり階段かエレベーターで移動します。
フロントから館内を撮った写真です。
写真の左手んい見える階段から上がるか、少し真っ直ぐ行った左手にエレベーターがあるのでそちらから向かいます。
ちなみにフロントからずっと真っ直ぐ行って右手に大浴場があります。
ここから泊まったお部屋の写真です。
(公式サイトより)
2間続きの和室になっているので結構広いです。
まず入り口を抜けると和室に入る前に踏込みスペースがあります。
こんな感じのライトアップされたインテリアもあり結構雰囲気が良いです。
下駄箱は大きめです。
テーブルの上はしっかり整理されて置かれています。
お茶請けも三瓶のお菓子が使われていました。
テレビも少し小さいですがあります。
電気ポットは必須ですね。
冷蔵庫もありますが何も入っていないので持ち込み専用というところでしょうか。
金庫はデジタル式のちょっとかっこいい物が備え付けられていました。
普段金庫なんて使いませんが、これはちょっと使ってしまいそう。
空気清浄機もしっかりついています。
これはとても嬉しい装備ですね。
エアコンもダイキンの新しい物が付いています。
こちらが広縁です。
写真だと少し狭く感じますが、実際はそこまで気になりませんでした。
洗面所です。
少し古さを感じますが、使い勝手は良い印象でした。
歯ブラシやハンドソープやドライヤーはあるので必要最低限は揃っています。
トイレはウォシュレットです。
お部屋の内装は少し古いですが全体的に備え付けられている物が新しく、とても好印象でした。
この設備で2食付き1万円台の宿ですからかなりレベルが高いと思いました。
大浴場や泉質について
(公式サイトより)
大浴場の紹介ですが、こちらの宿の大浴場はとても規模が大きく、趣が違う湯船がたくさんあって泉質とか関係無しに結構楽しめる温泉ではありますが、やはり特にオススメしたいのが源泉掛け流しの露天風呂です。
(公式サイトより)
この様に大浴場が2つあって男性用と女性用に分かれています。
1日おきに男性と女性の大浴場が入れ替わる仕組みになっていますが、泉質はどちらも一緒です。
上の写真を見るとたくさんの湯船がありますが、全てに同じお湯が投入されているのでは無く、源泉を加温してあったり源泉をそのまま投入してたりと湯船によって湯温が違います。
泉質の良い源泉をそのまま投入する湯船というのはかなり貴重なので、この部分がこの宿をオススメする理由だったりします。
しかも投入されている湯量もかなり多いので新鮮なお湯を楽しめるところも良いポイントですね。
(公式サイトより)
この様に湯船によって温度が違います。
泉質は鉄を多く含んだナトリウム塩化物泉で、源泉の温度は34.8℃です。
湯船は茶色く濁ったお湯なので見た目的にも温泉に入っている雰囲気を味わえますが、源泉投入時は鉄が酸化する前の透明のお湯なので、どれくらい新鮮な源泉が投入されているのかが分かります。
源泉そのままのぬる湯と適温に加熱された源泉に交互に入とものすごく気持ち良いのでとてもオススメですよ。
夕食
さんべ荘の夕食ですが、お手頃な価格にしては結構本格的です。
食事は本館に宿泊したので、今回はアイリスという食事処でいただきます。
こちらが献立です。
今回は「雲海会席」という一番良いグレードの夕食にしました。
他にも4種類のグレードの夕食があって、予約時にそこから好きな料理プランを選ぶ事ができます。
窓際のテーブル席に案内され、この様な感じで料理が用意されました。
品数も多く山間部にいるのに刺身もしっかり用意されているのが贅沢です。
宿泊時に出てきた料理を載せていきます。
前菜の五点盛りです。
奥にあるのはホタルイカの酢味噌かけです。
日本海の恵み盛り合わせです。
臭みもなくしっかりしてました。
アコウ鯛の幽庵焼きです。
穴子の茶碗蒸しです。
海老とハゼと野菜の天ぷらです。
ちゃんと揚げたてで出てくるので美味しかったです。
しまね和牛の溶岩焼きです。
お手頃な宿ってコストダウンの為に国産ブランド牛の肉を使わない宿もありますけどここは違いました。
これは嬉しいですね。
さんべ荘手打ち三瓶そばです。
このそば、アイリスで手打ちしているそうです。
このそばはめっちゃ美味しかったです。
穴子釜めしです。
食事が始まる直前に火を付けて目の前で炊くので、炊き立てが食べられます。
吸い物です。
麩が凝ってます。
デザートのベリーケーキとスイカそしてカボチャのプリンです。
どれも美味しかったですが、カボチャのプリンがとてもあっさりとした甘味で美味しかったですね。
あと器がとてもキレイで個人的に好きです。この器どこに売ってるんだろ。
以上が僕が宿泊した際の夕食でした。
一番良いグレードの料理という事もありますが、品数も多く全体的に美味しくて好印象でした。
天ぷらや釜めしなど、献立の数品は出来立てで食べられたのがとても良かったです。当たり前ですがやはり出来立てが一番美味しいですね。
朝食
朝食は夕食と違って結構シンプルでした。
席は昨夜の夕食時と同じ席に案内されます。
着くと写真の様に用意されていました。宿の朝食によく出てきそうな和定食という感じです。
白ご飯はよそってくれます。
鍋の中はこんな感じなっています。
自分の好きな焼き加減で食べられるのは嬉しいですね。
全体的に味は見た目から想像できる感じで美味しいですが普通です。
料理ではあまり特筆すべき点はないですが、ちょうど食べきれる適度な量が出てきて良かったですね。
あと夕食時にも感じましたが、食事の際のスタッフさんの対応が親切でとても好印象でした。
この対応されたら満足しない訳が無いです。本当に気持ちよく食べる事ができました。
最後に
今回は泊まって良かったオススメの宿を紹介しました。
お手頃な価格帯の宿ですが、源泉掛け流しの温泉が素晴らしかったり、料理も良かったり、と良いポイントがたくさんある宿です。
全国的にみてもこの泉質の温泉が備わっていてこの価格帯で泊まれる宿はなかなか無いと思いますのでかなり良い宿だと感じました。
日中は日帰り入浴のお客さんもいらっしゃるので大浴場やロビー付近が混むのが少し我慢ポイントですが、日帰り入浴の受付が終わった後はとても快適に大浴場を使用できるので、宿泊日の日帰り入浴受付の時間帯を調べていく事をオススメします。
特に連休などでは日帰り入浴の受付時間が大幅に変わり早い時間で受付が終了する事もあるのでその時は狙い目です。
よろしければこの記事を参考に訪れてみてください。
日帰り入浴
10:30~20:00(21:00閉館)
※連休時や繁忙期は営業時間が変更される場合があります。
大人600円
小人400円
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