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泊まって良かったオススメの宿 山口県 長門湯本温泉 大谷山荘

泊まって良かったオススメの宿 山口県 長門湯本温泉 大谷山荘

(2021年9月20日更新)

今回は泊まって良かったオススメの宿シリーズです。
紹介するのは山口県長門市の長門湯本温泉にある「大谷山荘」という宿で、建物の規模も大きくかなり有名な宿になります。
ハイクラスなお宿に詳しい方は知っている方も多く、そうでない方でも日露首脳会談で実際にプーチン大統領が訪れ宿泊された場所としてご存知の方もいらっしゃるのでしょうか。

実際に僕が泊まった率直な感想としては、今ままで泊まってきた旅館の中ではトップクラスに建物の規模が大きい宿でしたので、館内施設の充実っぷりが素晴らしく感動しました。
館内に漂う雰囲気からハイクラスな宿ですが、設備や内装ももちろん高級感があり満足度は高く、泊まって良かったと思える宿でした。
小規模で部屋数が少ない離れタイプのハイクラス宿とは違う、施設規模が大きいハイクラス宿の魅力を少しでも多く伝えられればと思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。

宿の立地や長門湯本温泉について

大谷山荘は山口県長門市の長門湯本温泉という場所にあります。
長門湯本温泉は山口県で最も古い約600年の歴史を持つ温泉地で、これだけの歴史がありつつも音信川という川沿いで幻想的なライトアップイベントを企画したりと、色々新しい事にチャレンジされていてかなり活気のある温泉地です。

このように

(竹林の階段 長門湯本温泉公式サイトより)

(ゆずきち坂 長門湯本温泉公式サイトより)
温泉街の色々な場所がライトアップされていてとてもキレイです。
ここまでライトアップされている温泉街は全国的に見ても珍しいと思うのでかなり見応えはありますしオススメです。

そして期間限定ですが、上の写真のようないつものライトアップがさらにパワーアップしたライトアップイベントが不定期で行われていたりします。

(長門湯本温泉公式サイトより)
上の画像は「音信川うたあかり2021」というイベントの写真で2021年1月30日〜2月28日まで開催されていました。
今後もこのようなイベントが行われるかもしれませんので、気になる方は公式サイトを覗いてみてください。
長門湯本温泉(公式)

このように宿に宿泊しなくても楽しめる温泉街ですので、よろしければ訪れてみてはいかがでしょうか。


それでは改めて大谷山荘を紹介していきます。

(大谷山荘外観 公式サイトより)
音信川という川に面した自然が豊かな場所にこの宿はあります。
先に紹介した長門湯本温泉のライトアップイベントが行われている場所からも近く、歩いてライトアップを見に行く事ができる立地にあります。

駐車場は宿の地下にありますが自分で停めたりする事はありません。
宿に到着後、エントランスに車を乗り付け荷物を降ろして、後はスタッフの方に車の鍵を預けて駐車しておいてもらうという流れになります。このサービスはとても助かります。

館内設備について


(ロビーの外には庭園もあります。 公式サイトより)
大谷山荘という宿は規模が大きい宿なので館内設備がとても充実しています。
主要な館内設備については以下に紹介していきます。

フロント・ロビーラウンジ「山草花」

こちらはエントランスを抜けてすぐにあるフロントとロビーになります。
ホールみたいにとても広く感じる吹き抜けのロビーがかなり印象的です。


こちらはロビーからの景色です。
館内に水路が引かれていてとてもオシャレな造りになっています。
というか館内に水路が引いてある宿なんてそうそう無いです。
チェックイン時この贅沢すぎる空間を終始見渡しっぱなしで田舎者感を丸出しにしていました…。


フロントでチェックインを済ませると、お部屋に案内されるまでロビーで待つのですが、その際に抹茶とお茶請けをいただきます。


普段抹茶を飲む事が無いのでこの組み合わせはとても新鮮でした。
お茶請けで「黒外郎」というお菓子が出てきたんですが、これは「ういろう」です。
味は少し甘めですが、上品な甘さで抹茶によく合うお菓子です。
飲み慣れない抹茶を出されてもこのお茶請けがあればスッと飲めます。

ダイニング

次は宿泊時に食事をする会場の紹介ですが、こちらも大きいホテルのなのでめっちゃ多いです。


・メインダイング「瑞雲」


こちらは大谷山荘のメインダイニングで、「別邸音信」という大谷山荘よりさらにハイクラスな宿の宿泊客も利用する落ち着いた高級感が漂うダイニングになります。

瑞雲へ続く通路です。
大谷山荘の館内も高級な雰囲気ですが、こちらに来ると雰囲気がガラッと変わり、さらに洗練された空間になっています。

こちらが瑞雲入り口です。
石の素材感を活かしたエントランスで、違う高級店に来たんじゃないかと勘違いするくらいに雰囲気が変わります。

(公式サイトより)
テーブルと隣のテーブルを区切る壁のデザインがかなり印象的でした。
アート作品に近いものを感じます。


・プールガーデンレストラン「風光」


こちらは夕食や朝食で使われるダイニングで、少しカジュアルな雰囲気のレストランです。
外にはプールガーデンがあり窓からキレイな景色を眺める事ができます。


(公式サイトより)
ちなみに夏はこの外に広がるプールに入る事も出来るみたいですよ。

・料亭街「曙」


料亭の雰囲気を味わう事ができるプライベート感を重視した個室タイプのお食事会場です。

(公式サイトより)

・日本料理「萩」
こちらは夜食処を兼ねた和洋一品料理を提供してくれているお食事会場です。

・鉄板焼「長州」
目の前でシェフがこだわりのお肉や海鮮を焼いて提供してくれる鉄板焼スタイルのお食事会場です。

・焼鳥「深川」
長門市の名物料理である焼鳥が食べられるお食事会場です。
串打ちから焼きまで職人が手がける本格的な焼鳥会席を食べる事ができます。

The Club Lounge長門


(公式サイトより)

(公式サイトより)
こちらは露天風呂付き客室にご宿泊のお客様専用スペースで、フリードリンクや有料の飲み物が楽しめます。
16時〜18時までの間利用が可能で、食事前に特別な空間でくつろぐ事ができます。

ベーカリーショップ「THE BAKERY」


粉から生地を仕込み、店頭に並ぶまで一貫してつくる本格的な大谷山荘内にあるパン屋さんです。
宿泊者はもちろん、宿泊していない人でも買う事が出来るみたいです。

お土産処「山茶花」


こちらは山口県の色んなお土産が買えるお店です。
ホテルの売店といえば小さいものを想像しがちですがここの売店は規模が違います。
かなり大きい店舗で、高級な萩焼から山口県で作られている日本酒の有名銘柄「獺祭」なども取り扱っています。
大谷山荘オリジナルの地酒も置いてますよ。
こちらのお店は宿泊時に一度覗いてみる価値はありますよ。

TheシガレットBar




(2階シガレットBar)

(1階シガレットBar)
宿には喫煙所といわれる場所はありますが、大谷山荘はまたまた規模が違います。
シガレットBarは館内の1階と2階に1箇所ずつあり、2階のシガレットBarは一人一人にパーテーションで区切られたちゃんとしたテーブルと席が用意され、窓の外に見える自然豊かな景色を楽しみながらタバコを吸う事ができます。
飲み物を持ち込み吸う事も出来るので、愛煙家にはとても嬉しい設備になっています。

The Terrace星遊


(公式サイトより)
大谷山荘曙館屋上にあるテラスです。
宿の周りに広がる自然の見ながらくつろぐスペースは宿泊者と日帰り利用されている方も使用する事ができます。

川床テラス


(公式サイトより)
一階大浴場付近にあるテラスです。
目の前に渓流があるので、川の流れる音や自然を感じながら外の風に当たれるので湯上りにとてもぴったりなテラスです。
このテラスに入る手前のフロアにフリードリンクの黒豆茶を置いているのでそれもオススメです。

天体ドーム


(公式サイトより)
館内に備え付けられている高性能天体望遠鏡で山口の夜空を見る事ができます。
チェックイン時に天体ドームを利用するか聞かれ、利用したいのであれば利用したい時間帯を予約し、その時間までに天体ドームに行く流れです。
とても詳しいスタッフさんによる解説付きで、キレイに星を見る事ができますよ。

大浴場

こちらの大浴場ですが、客室数が多い宿だけあってかなり大きいお風呂が備え付けられています。
1階と2階にそれぞれ大浴場があり、男湯と女湯が一日おきに入れ替わるみたいです。

1階の大浴場に続く通路です。
通路の両横に水路があって大浴場にたどり着く前からもう気分が上がる造りになっています。
こういう演出はとても好感が持てます。

・1階「せせらぎの湯」
この大浴場には内湯・寝湯・ジャグジー・サウナそして露天風呂が2種類あります。

(公式サイトより)
内湯です。浴槽の規模が大きすぎて初めて見たとき思わず声が出ました。


(公式サイトより)
2種類の露天風呂です。
露天風呂のそばには川が流れていて、川の心地良いせせらぎを聞きながら露天風呂に入るのが最高に気持ち良いです。

・2階「こもれびの湯」
この大浴場には内湯・寝湯・ハーブ湯・サウナそして半露天風呂があります。

(公式サイトより)
内湯です。こちらもせせらぎの内湯に負けないくらい大きい浴槽です。


(公式サイトより)
半露天風呂です。こちらは2階に造られているので少し狭めですが、1階の露天風呂とは景色の見え方が全く違って新鮮でした。

ここまで大きいお風呂に入るのは久々だったので1階2階どちらもとても気持ち良く入浴する事が出来ました。
やはり大浴場は露天風呂付き客室には無い魅力がありますね。

そしてこの大浴場、たくさんの宿泊者の方が使用されているのにもかかわらず、どの時間帯に入浴しに来ても清掃が行き届いている点がとても好印象でした。

脱衣所に併設されている湯上り処もしっかり完備されていてお水やお茶をいただく事もできます。
サウナが好きな方や長湯する方とっては嬉しいサービスですね。

温泉の泉質について


こちらの温泉はアルカリ性単純温泉です。
そして客室露天風呂付きスイートのお部屋のお湯は源泉掛け流しになっていて、大浴場の温泉は加温・循環ろ過式のお湯になります。
温泉好きからすると大浴場の循環ろ過式は少し残念ではありますが、あれだけ大きい大浴場だと源泉掛け流しは難しいですし、いざ入浴してみると匂いやお湯の感触はしっかり温泉ですので、そこまで気にならない部分かなと思います。

客室

こちらの宿には貴賓室や客室露天風呂付きスイートルーム、ジャグジー付きデラックス和室、和洋室、プレミアムツインルーム、デラックスツインルーム、スタンダードツインルーム、和室などなど、全て紹介しきれませんがかなりの種類のお部屋があります。

これだけお部屋の数があるとスイートルームとスタンダードルームでは、もちろん宿泊金額も違うので当然ですが、お部屋の設備にも格差があります。
それでもスタンダードツインのお部屋やスタンダードな和室などでも他の宿に比べて十分広いので快適に過ごす事はできます。
僕も今回宿泊させていただいたお部屋の種類はスタンダードツインでしたがなかなか広く快適でした。

こちらが宿泊したスタンダードツインルームです。
広さは38平米で、トイレ・バス付きです。

ツインベットで和のテイストを入れた洋室タイプのお部屋です。
空気清浄機もしっかり備え付けられています。


ベッドの向かい側には2人がけのソファとテーブルがあります。


テレビはわりと小さめです。
このご時世ですからお部屋にも消毒用のアルコールを置いてくれているのは嬉しいポイントですね。


お部屋に入って右手側には全身鏡付きのクローゼットがあります。
そしてクローゼットの横にはポットや急須や湯呑みがあり、その下の扉の中には冷蔵庫がありました。
冷蔵庫の中にはビールなどの有料ドリンクが入っています。


クローゼットの中です。
館内着やバスタオルはこちらにありました。


入り口付近には大谷山荘の刻印が入った靴べらが置いてありました。


お部屋の入り口から左手側には水回りがありました。
お風呂とトイレが一緒になっているユニットバスタイプで、お部屋のグレードが低いのでしょうがないのですがハイクラスな旅館なのにこのタイプは少し残念に感じます。


アメニティも充実しており、ちゃんとフェイスソープもあります。

以上がスタンダードツインのお部屋でした。
お部屋の設備はとても高級と思わせるような豪華な設備は無くシンプルなお部屋ですが、十分快適に過ごせました。
このグレードのお部屋だとお部屋で全てが完結するような設備ではありませんが、お部屋の外に出れば館内設備が充実していて事足りますので、そういう使い方で満足出来る方は下のグレードのお部屋でもオススメできるなと思いました。

料理(夕食)

今回の夕食は料理をアップグレードした事もあり、メインダイニングの瑞雲で食べる事になりました。
実際に瑞雲に行ってみると、写真で見るよりもデザインが落ち着いた高級な雰囲気を演出していてかなり居心地が良かったです。

窓からプールガーデンも見える景観の良い席に案内されました。
それではこれから宿泊時に食べた料理の写真を載せていきます。
まず献立です。

特選会席というコースで通常のコースより良いグレードのコースになっています。


前菜です。
とらふぐ2種の手まり寿司と白胡麻のクリーム掛けです。
お腹が空いていてお米が食べたくなるコースの序盤にとらふぐのお寿司が出てくるのがとても嬉しいです。
そして白胡麻のクリーム掛けですが、山口県野菜の「はなっこりー」と白胡麻クリームの相性が良く、美味しかったです。


造里です。
本日の三種盛りは鯛、マグロ、イカが入っていました。
さすが仙崎港が近いだけあってイカが特に美味しかったですね。


合肴のとらふぐ刺しです。
臭みは無く、食感がとても良かったです。
前菜のふくの手まり寿司といい、このふぐ刺しといい、この献立は贅沢過ぎます。


焼物のアワビのおどり焼きです。
個人的にこれは楽しみな一品でした。

焼き終わったら皿に移し、自分で貝を外していきます。

お味の方ですが、バターがとても良い仕事をしていてとても美味しかったです。
味はもちろんですが、このアワビはとても柔らかくて調理されていて食べやすかったのが印象的でした。
家でアワビを調理したらここまで柔らかくならないというかカチカチになってしまうので、やはりプロの料理人はすごいですね。


鍋の黒毛和牛のすき焼きです。
割り下のバランス良く、お肉も程よい脂身加減でとても美味しかったですね。


温物の萩甘鯛のかぶら蒸しです。
旨味が強めのダシと優しい味付けで野菜と魚を美味しく食べさせてくれる一品でした。
最近この手の料理の良さが少しつづですが分かってきた気がします。


揚げ物のとらふぐの唐揚げです。
美味しいですがふぐの切り身をそのまんま揚げているので、食べていると骨の多さがちょっと気になりました。


ご飯と赤だしそして3種のお漬物です。
お米は山口県産のコシヒカリだそうで、美味しかったです。


そしてデザートの黒蜜プリンと果物です。

以上が夕食のメニューになります。
アワビやフグや和牛を使った贅沢なコースで、全体的に味付けも美味しかったのでかなり満足できました。
食事は宿にとってかなり大事な要素ですので、美味しい物を食べさせてもらえるとこの宿を選んで良かったと思えますね。


料理(朝食)

朝食は「プールガーデンレストラン風光」という食事会場でバイキング形式の朝食でした。
こちらでは和洋中の色んなおかずや、担当シェフに注文しその場でオムレツを焼いてくれたりと朝から豪華に食事を楽しむ事が出来ます。
夕食がとても贅沢な献立で味も良かったので、朝食はそれに比べると少しだけ物足りなく感じるかもしれませんが、味は十分美味しいので朝食もオススメですよ。

まとめ

総合的に見てさすがハイクラスだなと感じる宿でした。特に館内設備はとても素晴らしいです。
館内設備が充実しているので、スタンダードなお部屋の最低限の設備でも十分楽しめますが、これだけお部屋の種類があるといずれは源泉掛け流しの客室露天風呂付きスイートルームを狙いたくなってきます。いつか絶対泊まってみたいですね。
価格帯はスタンダードなお部屋でも2万円を超える価格帯ですが、この価格でもこの充実した設備と食事を考えれば泊まる価値は十分にあると思いました。

皆さんの宿選びの参考になれば幸いです。

大谷山荘(公式)


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行って良かったオススメの温泉 山口県 柚木慈生温泉 全国レベルの極上炭酸泉





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