今回は泊まって良かったオススメの宿についての記事です。
熊本県の植木温泉という場所にあるこちらの「桐乃湯」は客室数10部屋に対し温泉付き客室が8部屋もある温泉好きにはたまらない魅力的な宿です。
温泉付き客室といえば価格帯も高いイメージですが、こちらは料金もお手頃で、有名温泉地のスタンダードな和室の料金とあまり変わらないくらいで泊まれます。しかも温泉は源泉掛け流しです。
今まで色々泊まってきましたが、個人的にはかなり満足度の高い宿なので宜しければ最後までご覧下さい。
立地について
桐乃湯は熊本県の熊本市北区植木町という場所にあります。
熊本県の中心部から結構北側にあり、車以外で向かわれる場合はアクセスは良くないです。
車で訪れる場合だと最寄りに高速のICもあるのでアクセスは良いなと感じました。
周りは観光地という感じではないので、純粋に宿でゆっくり温泉を楽しむ方向けの宿です。
桐乃湯について
こちらが桐乃湯の外観です。
シンプルな外観で高級宿というよりはカジュアルな国民宿舎という感じです。
気軽に利用できるので個人的にはこういう感じも好きです。
駐車場も敷地内にあって、スペースも余裕があるので駐車の際も安心です。
桐乃湯の設備ですがフロント・ロビー・大浴場・売店・個室の食事会場だけという、必要最低限の非常にシンプルな設備になっています。
シンプルな分、客室や大浴場の温泉に集中できますし、それが価格にも反映されているのでむしろ好印象です。
お部屋について
桐乃湯には10室の客室がありますが、客室ごとにタイプが分かれていて
・10畳和室
・10畳和室の半露天風呂付き客室
・12畳和室の半露天風呂付き客室
・12畳和室の露天風呂付き客室
・12畳と7.5畳2間続きの和室の信楽焼陶器風呂付き客室
といった5種類の客室があります。
数種類ある中で客室に温泉が付いていないのは2部屋だけというとても贅沢な造りになっていて、これで価格帯が抑えられているのは本当に感心します。
今回この中から10畳和室の半露天風呂付き客室に宿泊してきたのでそちらの写真を載せていきます。
お部屋は2階にあるのでまず玄関を抜けロビーでチェックインを済ませた後2階へ移動します。
館内は2階建てでエレベーターは無いので階段で上がります。
館内はそこまで広くはなく、それからすぐに歩いてお部屋に到着するので階段でもあまり苦になりません。
コンパクトな宿は良いですね。
お部屋に到着し、扉を開けるとまず最初に玄関スペースがあります。
玄関スペースには下駄箱もあり結構広いです。
横には冷蔵庫もあります。
玄関スペースから上がった場所に洗面所とトイレもあります。
洗面所です。
こちらにはハンドソープと歯ブラシ、歯磨き用コップが置いてあるだけで、その他のアメニティは後で紹介する脱衣所の方にあります。
トイレはウォシュレット完備です。
玄関スペースを抜け、扉を開けると和室スペースがあります。
10畳和室で奥には広縁もあるので広さはかなりあります。
お部屋の設備もしっかり揃っていて
空気清浄機もしっかり備わっています。
写真は撮り忘れましたがエアコンもあります。
小型ですがテレビもあります。
その下には金庫も。
ポットは保温できるタイプが備わっていました。
浴衣や足袋、タオルが入った手さげ袋も用意されています。
大浴場へ行く時などこの手提げ袋はかなり便利なので助かります。
和室のテーブルにはテレビの番組表なども置かれていますが、その横にお菓子も置かれていました。
どうやら手作りのお菓子だそうで既製品のお菓子が置かれている宿が多い中、このおもてなし方は新鮮でした。
広縁のスペースですがよくある和室タイプのお部屋より広くとられています。
奥に温泉が少し見えてますがこちらは窓なので本来出入りするスペースではありません。
広縁の右側には脱衣所がありこちらからお風呂への出入りができます。
脱衣所は結構広いですが、必要最低限のモノしか置かれていません。
鏡があって、ドライヤーや化粧水、乳液と、アメニティも必要最低限の物が用意されています。
バスタオルやハンドタオルはここに用意されていました。
お待ちかねのお風呂ですが脱衣所を抜けて本来バルコニーがある場所が全てお風呂スペースになっています。
かなり広く、小さいお子さんだと余裕で走り回れる広さがあります。
大人でも小走りではしゃぎ回れる大きさはあると思います。(浴室内で走り回るのは危ないのでやめましょう)
今まで泊まってきた温泉付き客室の中でも浴室の広さはトップクラスだと感じました。
浴槽はこのようになっています。
浴槽の大きさですが、大人2人が余裕を持って入れる大きさはありました。
もちろんこちらは源泉掛け流しで、泉質は弱アルカリ単純泉です。
ほのかにですが硫黄の香りもします。
浴槽がある反対側には洗い場スペースもあります。
洗い場スペースが小さく見えますが、浴室が大き過ぎるだけでよく見かける通常サイズの洗い場です。
アメニティはシャンプー・リンス・ボディーソープが備わっています。
浴室スペースから見える景観は外側にネットを張っている事もありそこまで良いものではありませんが、浴室がとても広いので大浴場並みの開放感を味わうことができます。
温泉も気持ちが良く、外気浴もその辺に座ったり寝転んだりもできるので本当にプライベートな空間でゆっくり過ごせます。
客室の温泉があれば何もいらない、と思えるほどの楽園でした。最高です。
ちなみに「12畳和室の半露天風呂付き客室」も今回ご紹介したお部屋と同じような造りになっているみたいです。
12畳和室の露天風呂付き客室は1階にあり、写真のように庭園が付いたお風呂で少し趣が違う造りになっているみたいなのでこちらもオススメですよ。
(公式サイトより引用 12畳和室の露天風呂付き客室のお風呂)
大浴場について
桐乃湯には温泉付き客室だけでなく本格的な大浴場もあります。
男女ともに内湯と露天風呂があり泉質は客室にあるお風呂と同じです。
こちらももちろん源泉掛け流しです。
(公式サイトより引用 内湯)
(公式サイトより引用 露天風呂)
写真のように立派な大浴場があるので客室にお風呂が付いていなくても十分こちらで温泉を楽しむことが出来ます。客室に温泉が付いている比率が高いので大浴場に人があまり来ずに温泉を独り占めできる可能性が高いのも良いですね。
桐乃湯の料理について
桐乃湯は夕食と朝食ともに個室の食事会場で食べます。
なのでほぼ他の宿泊客と顔を合わせることなくリラックスして料理を楽しむ事ができます。
まず夕食からですが品数も多く魅力的な料理が多かったので写真で紹介していきます。
夕食はコース料理で席につくとお刺身と肉料理は用意されていました。
お刺身です。
車海老や中トロが鮮度がよく臭みもなくかなり美味しかったですね。
前菜です。
かなり手が凝っていて目でも楽しめます。
焼き物です。
お椀のすまし汁です。
天ぷらです。
メインの肉料理の鍋です。
ご飯物のばら寿司です。
お味噌汁です。
デザートです。
以上が夕食の内容です。
全体的に美味しく、ご飯物がばら寿司だったりと他の宿とは違う料理が出てきたりと新鮮なメニュー構成でした。献立表はありませんでしたので詳細な料理名は分かりませんが、この価格帯で考えるとかなり良い料理だと感じました。
そして朝食ですがこちらは席につくと全部用意してくれます。
朝もかなり品数が多くてワクワクします。
横にはヨーグルトやサラダもあります。
湯豆腐用の豆腐です。
横に1人用の小鍋があるのでそちらで自分で茹でていただきます。
自家製のプリンです。
以上が朝食の献立です。
品数が多く、そこまで贅沢な食材は使われていませんがバランスも良く素敵な朝食でした。
味付けも良く、湯豆腐も薬味が充実して好きなように食べられるので満足度が高いなと感じました。
最後に
今回は行って良かったオススメの宿を紹介しました。
価格をできるだけ抑えて露天風呂付き客室に泊まりたいと思っている方にとってはかなり良い選択肢だと思います。
浴室も広くしかも源泉掛け流し、泉質もそこそこ良いので温泉にこだわりが強い方でも楽しめますし、料理や接客なども満足度は高いです。
周辺に観光する場所はないので温泉宿でゆっくりしたい方向けではありますが、かなりオススメの宿ですのでよろしければ参考になさって下さい。
旅館 桐乃湯(公式)
このブログでは熊本県の他の宿についての記事もありますのでよろしければご覧下さい。
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