今回は行って良かったオススメの温泉をご紹介します。
こちらは温泉好きの間ではかなり有名な温泉で行った事がある方も多いのではないでしょうか。
和歌山県にあるこの温泉はおよそ1800年ほど前から存在しているといわれていて、とても歴史がある公衆浴場です。
そしてこの温泉施設は世界遺産にも登録されていて大変貴重な温泉でもあります。
前々から行ってみたいと思っていましたが、和歌山県の山奥にあり行くのが結構大変な秘湯なので今まで行けてませんでしたが、今回は念願叶って訪れる事ができましたのでこの和歌山の有名な温泉「つぼ湯」を紹介していきます。
またこのつぼ湯は他の温泉と違い少し入浴までの流れが独特ですので、その辺りも合わせてご紹介できればと思います。
立地
この温泉ですが和歌山県の田辺市というところにあります。
ちょうど紀伊半島のど真ん中に位置するこの温泉は世界遺産の熊野古道と呼ばれる参詣道もあり、自然が残る緑豊かな神秘的な場所にあります。
簡単に言えば結構山奥にあります。
地図で見るとこの辺ですが見ていただけると分かる通り、なかなかアクセスしづらい場所にあります。
超狭い道や酷道を走って辿りつくような行きづらさではなく、単純に距離が遠い行きづらさです。
どこかの目的地のついでに行く事があまりできず、完全にこの場所を狙って移動するようになる為、個人的には結構大変だなと感じました。
道自体は程よく整備されていたので。長時間運転するのが苦じゃない人は楽に行ける場所かもしれませんね。
つぼ湯や湯の峰温泉について
つぼ湯は「湯の峰温泉」と呼ばれる温泉地にある公衆浴場の浴場の一つです。
湯の峰温泉自体がおよそ1800年の歴史があり日本最古の湯といわれていて、昔から熊野にお参りする際この湯の峰温泉で旅の疲れを癒していたそうです。
このつぼ湯が世界遺産に登録されているかというと、始めにも書きましたが近くに世界遺産の「熊野古道」と呼ばれる参詣道がありその一部の湯垢離場(ゆごりば)としてつぼ湯も登録されています。
世界遺産の温泉に入れるというだけでもワクワクしますよね。
こちらが湯の峰温泉です。
(湯の峰温泉のつぼ湯付近から)
駐車場は坂を少し下った場所に舗装された大きい駐車場がありますので、車で来られる際も安心です。
(つぼ湯の近くにある湯胸薬師東光寺)
この近くでは温泉卵を作れたり温泉の汲み取り(有料)もできます。
お寺の横にはつぼ湯とは別の湯の峰温泉の共同浴場がありますが建て替え工事の為2022年春頃まで休業しています。
一見、川沿いを挟んだ古き良き温泉街という感じですが、他の古めの温泉街と比べてちょっと雰囲気が違います。
この様にお寺もあり荘厳な雰囲気も少し漂う素敵な温泉地です。
湯の峰温泉自体は小さい温泉地なのですが、中心部にギュッと詰まっている感じですのでその分回りやすいです。
そして今回紹介するつぼ湯も中心部にあります。
こちらがつぼ湯です。
川の真ん中の小屋に浴室があります。写真のつぼ湯とデカデカと書いている左側の建物は順番待ちの為の待合所になります。
温泉が湧き出ている場所に無理やり建てた感じがして個人的にはとても好きな外観でとてもテンションが上がります。
こちらのつぼ湯に入る為の流れですが、最初に待合所の向かいにある建物で入浴料を払います。
こちらの建物で入浴料を払います。
ちなみに入浴料ですが、以前はつぼ湯と湯峯温泉の公衆浴場にあるくすり湯がセットになった入浴料でしたが、現在くすり湯が休業中なので大人400円・子供200円で入浴できます。
入浴料を支払うとつぼ湯は1組づつしか入れない貸し切り制なので先客がいた場合は順番待ちをする必要があります。
その際に番号札をもらうので自分の番が来た場合にその札を浴室の外にかけて入浴していきます。
1組に割り当てられた貸し切り時間は最大30分で、先に入っていた人が出た時に次の順番の方が浴室の上の待合所で待機していて空き次第すぐ入るという流れになっています。
自分の番になってもその場に居なければ順番を飛ばされ、後に順番待ちをしていた組が入浴するという結構厳しめな仕組みなので注意が必要です。
(待合所)
(待合所の中)
(つぼ湯の看板)
(待合にあるつぼ湯の説明文)
(待合所の前にあるトイレ 待ち時間が長くても安心)
自分の番になっても係の方に呼ばれる訳では無く、空いた事を自分で確認し札をかけて浴室に入るので、複数の方が順番待ちをしている際などその場を離れて待ちたくなるとは思いますが、中には30分きっちり入浴せず出てくる組の方も居るので、自分の番が回ってくるであろう時間がかなり読みづらいです。時間を読み間違え自分の番になってもその場に居なければすぐ順番を飛ばされてしまうので、大変ですがつぼ湯の近くで待つ事をオススメします。
待ち時間の目安ですが、連休中などは2時間以上待つ事もありますので少なからず待つ事は覚悟しておいた方が良いかもしれません。
浴室や泉質について
ついに自分の番が来ましたので早速浴室に入っていきます。
待合の横にある階段を降りていきます。
浴室入り口です。
扉の横に番号を札をかける場所があるのでそこに札をかけて入ります。
履き物は脱いで入ります。
こちらが浴室内部です。
結構狭く必要最低限のスペースしかないです。
階段を降りてすのこが置いてある左側に脱衣カゴがあります。
(脱衣カゴスペース)
これが浴室入り口を浴室内から撮った写真です。
右上に鍵が付いているので安心ですね。
洗い場スペースですがこのつぼ湯の排水は直接川に流れる為、シャンプーなどは使えません。
かけ湯や涼む為のスペースです。
ちゃんと時計もあります。
そしてこれがお目当てのお風呂です。
大人2人くらいがなんとか入れる程の大きさですが岩の奥が少しくり抜かれているので足が伸ばせてなかなか快適です。
こちらの温泉の源泉は92℃でお湯は湯船の底から湧出しています。
そしてもちろん源泉掛け流しですが、源泉が92℃とめちゃくちゃ熱いので、写真に写っている緑色の取手が付いているバルブから水を出して適温まで加水して入るという流れです。
湯船の底から湧出しているだけでも全国的に見てもかなりレアな温泉ですが、お湯の鮮度により日によって七色にお湯の色が変わる事があるとても神秘的な温泉でもあります。
泉質もかなり良く、硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉と様々な成分が入っている泉質でお湯の感触も良く硫黄の香りがとても良かったです。なんとかして加水無しで入りたかったですけど熱すぎて無理でした。
塩化物泉でもあるので湯上りもポカポカして気持ち良いですね。
30分が本当にあっという間でした。
最後に
今回は和歌山県にある世界遺産の温泉つぼ湯をご紹介しました。
この温泉は世界遺産という事を抜きにしても泉質がかなり良く、温泉好きは一度は入っていて損はない温泉だと思います。
待ち時間や30分しか入浴できないというデメリットも多いですがそれを上回る良さを持っているのでぜひ訪れていただければと思います。
営業時間
6:00~21:30
入浴料金
12歳以上400円
12歳未満200円
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