今回は泊まって良かったオススメの宿をご紹介します。
この宿は価格に対して接客・設備・料理・温泉・お部屋・景観など全てにおいて満足度が高く、今まで泊まった中でも特にオススメできる宿です。
特筆すべきは温泉で、こちらの源泉掛け流しの温泉は宿に備わっている温泉の泉質としてはかなりレベルが高く、他の温泉をウリにしている宿に負けないくらいの泉質を誇ります。
その源泉掛け流しを贅沢に使った貸切露天風呂が無料で貸切ができ、お風呂から見る景色も素晴らしいので、もうこの部分だけでも十分に泊まる価値はあります。資源が豊富過ぎて普通の温泉旅館では全く敵いません。
それでは景色と温泉が最高なお手頃宿「旅行人山荘」をご紹介していきます。
立地や旅行人山荘について
この宿は鹿児島県の霧島市高千穂にあります。
霧島市の霧島温泉郷と呼ばれる場所にあるこの宿は創業100年を超えている老舗の宿です。
敷地はかなり広く50000坪の敷地や山林を有するこの宿は自然が豊かで散歩コースや温泉なども充実しています。
温泉も敷地内に単純泉と硫黄泉の源泉を2つ持っていて、大浴場以外にも4つの貸切露天風呂があります。
こちらは後ほど改めて紹介します。
霧島温泉郷の山道をしばらく登っていくと旅行人山荘の入り口が見えてきます。
そこから脇道に入り急勾配を登っていくと宿が見えてきます。
この看板が目印です。
そうなんです!ロゴデザインのクセが強めです。
デザインからしてこの宿は、他にはなさそうな世界観が伝わってきます。
泊まった際に感じましたが、こちらの宿のデザインコンセプトは看板の通り、独自の世界観をしっかり持っている印象でした。
とにかく他にはないような素敵なホテルですので、実際に行って体感していただければと思います。
そして看板の横に見えてくるのが宿のエントランスです。
(宿正面の外観)
宿の外観は一世代前の高級ホテルという感じですが、外装や周りに生えている樹木がしっかり手入れされとても綺麗な印象です。
良い意味で味が出ています。
駐車場は平面駐車場しかありませんが広いです。
ホテルの前や横にかなりの台数が停められる場所があるので、車でお越しの際も安心です。
敷地内や館内の設備について
50000坪を有する宿の敷地内には様々な設備があります。
宿のエントランスの向かいには山林の散歩コースがあって宿泊者は自由に散策する事ができます。
(散歩コース入口)
看板の上に「サンクチュアリ」と書いてあるところがなかなか独特です。
この「森の散歩道」は高低差もあって、普段あまり運動されてない方には少し大変かもしれませんが、入り口には散歩中に汚れた靴底を洗う設備などもあり、山道も含めてかなり整備されているので興味がある方はぜひ行ってみて下さい。
季節によって表情を変える美しい森の景観と綺麗な滝を見る事が出来ますよ。
これだけでは無くホテルの裏にも綺麗に整備された庭があります。
駐車場から階段を降りて宿の裏手に回るとこのような広い庭があります。
こちらの庭には足湯や温泉が飲める飲泉エリア、喫煙所そしてホテルの裏手の出入り口などがあって、日中は散歩や景色をみながらゆっくりできたりと落ち着けるスポットになっています。
庭にある飲泉ができる場所です。
近くに居るだけで硫黄の匂いがするくらいの良い泉質の温泉が流れています。
館内も設備は充実していて、ラウンジや図書室などもあって客室や温泉以外にも楽しめる要素が多いです。
ラウンジは有料ドリンクやフリーのドリンクもあり落ち着ける空間になっています。
時間帯によってはピアノの生演奏もやっていますので、興味がある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
図書室には色々な本が置いてありますが、中でもマンガが充実しているのでマンガ好きにはかなりオススメの図書室になっております。
客室
客室についてですが、こちらの宿の客室は和室、洋室、和洋室、バリアフリー客室など色々な種類のお部屋があります。
中には客室露天風呂付きのお部屋もあり少し他のお部屋よりはお高めですが、良い泉質の温泉を独り占めすることもできます。
景観の良い高階層のお部屋にもスタンダードクラスのお部屋が用意されているので、景観を楽しみたい方も比較的価格を抑えて泊まれるのが良いポイントですね。
ちなみに今回僕が泊まったのは4階の洋室のお部屋でそこまで良いグレードのお部屋ではないのですが、お部屋は十分に広く設備も充実しているのでとても良い印象でした。
今回泊まった洋室の写真を載せておきます。
ベットとソファがあるシンプルな洋室です。
ビジネスホテルと比べるとかなり広いお部屋です。
ソファは少しヘタってますが座り心地は良かったです。
クローゼットです。
こちらにタオル類やお風呂の際持って行く袋などが用意されていました。
冷蔵庫とケトルです。
価格帯は低めの宿ですのでお茶やコーヒーに対してのこだわりは無く、最低限の用意しかされていませんでした
。
金庫やテレビも完備しています。
洗面台です。
アメニティ類も過不足なく揃っていました。
ハンドソープはビオレで感染症対策を含めて安心感があります。
このお部屋はお風呂は無くシャワーのみになります。
水回りはリノベーションされていて建物の外観からは想像できないくらい綺麗でした。とても好感が持てますね。
トイレももちろんウォシュレット付きです。
以上が今回泊まった部屋の内容です。
全体的に古さを感じさせないよう程よくリノベーションされていてとても過ごしやすいお部屋になっていると感じました。
個人的には水回りがとても綺麗なのはポイントが高いですね。
ちなみに窓から見える景色はこんな感じです。
敷地内の裏庭や山の上という事で霧島が一望できる素敵な眺めになっています。
この景色がグレードが高めでも無いスタンダードな洋室から見られるのは良いですね。
普段ではあまり見る事の出来ないこの大自然の景色は、非日常感があり旅行に来ているという感覚になります。
こちらの写真はエレベーターホールの写真ですが、この様に館内でも眺めの良い場所がたくさんあります。
自然の景色を一枚の絵画の様に魅せるこの方法でここまで綺麗なのは僕自身初めて見たのでつい写真を撮ってしまいました。
ぜひご自身で訪れてお気に入りの場所を見つけてみて下さい。
お風呂や泉質について
はじめに書きましたがこちらの宿は温泉がかなり良く、他の宿ではなかなか味わえない素敵な温泉を楽しむ事ができます。
敷地内に単純泉と硫黄泉の2本の源泉を備え、温泉の設備としては「大隅の湯」と「錦江の湯」と呼ばれる男女別の大浴場と露天風呂、そして4つの貸切露天風呂があります。
もちろん全てのお風呂が源泉掛け流しという事で、温泉好きにはたまらない環境です。
大浴場は男女共に少しデザインが違いますが基本の造りは一緒です。内湯は単純泉、露天風呂は硫黄泉になっています。
(公式サイトより)
錦江の湯大浴場です。泉質は単純泉です。
(公式サイトより)
錦江の湯露天風呂です。泉質は硫黄泉です。
写真で伝わってくれたら嬉しいですが、露天風呂の景色がかなり良いので宿泊時は入る事をオススメします。
そして貸切露天風呂の方ですがチェックイン時に予約して入る事ができます。
入浴後、貸切露天風呂の空いている時間帯があるなら何回でも予約が可能なので温泉好きにはとても嬉しい仕組みになっています。
貸切露天風呂は「赤松の湯」・「バリアフリー鹿の湯」・「もみじの湯」・「ひのきの湯」の4種類があり、その中から入りたい温泉を予約します。
赤松の湯
泉質は硫黄泉です。
(公式サイトより)
バリアフリー鹿の湯
泉質は硫黄泉です。
(公式サイトより)
もみじの湯
泉質は単純泉です。
(公式サイトより)
ひのきの湯
泉質は単純泉です。
この中から今回は一番人気の「赤松の湯」を予約して入る事ができましたので少し紹介していきます。
赤松の湯はホテルの裏庭に入り口があってそこから数分歩いた場所にあります。
こんな風に入り口があります。
フロントに入浴札を貰い、それを入り口にかけて入浴をするという流れです。
ここから数分歩くと赤松の湯に到着します。
宿から結構離れ場所にあるので人目を気にする事なく入浴できるのがとても良いです。
脱衣場と温泉だけのシンプルな造りです。
脱衣場はかなり整備されていて使いやすい印象です。
シャワーも完備しているので、入浴後衣服に温泉の匂いが付くのが気になる方は温泉を洗い流して出る事もできます。
貸切露天風呂の脱衣所にしてはかなり充実した設備になっていました。
お風呂です。
大きい2つの湯船があり、どちらも源泉掛け流しです。
泉質は硫黄泉で少し濁ったお湯で、湯の花が湯船の下に沈んでいて雰囲気がとても良いです。
硫黄の匂いはかなり強めで、入った感覚としては少しトロッとしています。今まで入った温泉の中でもかなり泉質が良いお湯だと感じました。
ご覧くださいこの景観!めちゃくちゃ綺麗です。
露天風呂の周りが見渡す限り森になっているので、まるで大自然の中でお風呂に浸かっているような気分になります。
完全にプライベートな空間でリラックスしてこの大自然の中で温泉に入る感覚、言葉では言い表せません。
最高の贅沢です。幸福感に包まれて自然と笑顔になります。
上を向いても余計な物は何一つ見えません。
ここまでの非日常的な体験はなかなか出来ないと思いますので、この先はぜひご自身で体験していただければと思います。
料理(夕食)
夕食は鹿児島の旬の物も食べられるコース料理になっていてメインまでしっかりこだわって作られています。
旅行人山荘の夕食は大きく分けて3種類あり、スタンダードな和会席の「はなぶさ会席」、ハイグレードな和会席の「みやま会席」そして海鮮会席の「うしお会席」があります。
僕が今回食べたのは「みやま懐石」で、品数も多く、量も程よい感じなのでかなり満足度が高い夕食でした。
それでは僕が宿泊した時に出てきた料理を紹介していきます。
宿泊時の献立です。
この価格帯の宿で献立表があって、調理長の名前まで記載されているのがとても良いですね。
食前酒の梅酒が出てくるタインミングで小鉢と前菜も出てきます。
この時点でハイクラスホテル並みの品数が出てきてとても期待が高まります。
梅酒は普通の梅酒でした。
刺身です。
霧島の山の中でお刺身が食べられるのが贅沢ですね。
量はそこまで無いですが、魚の鮮度が良く、特に少量のウニがちゃんとしたウニの味がしていました。
美味しかったです。
煮物です。
季節の野菜を使用した煮物は素材の味もさることながら味付けが良かったです。
凌ぎの胡麻素麺です。
スルッといける風味の良い素麺で、箸休めにはちょうど良かったです。
次の鍋物ですが、テーブルの上に鍋が用意されていて自分で作って食べるセルフ鍋でした。
写真は鍋の具材です。この様にしっかりラップに包まれています。
中にはお肉と野菜があります。
一人鍋の具材としてはちょうど良い量でした。
具材を全部鍋に入れて煮ているところです。
白味噌仕立てのこの鍋は「大隅鍋」と呼ばれ調理長オススメの逸品だそうです。
味はあっさりしていますが味付けが良く具材を美味しく食べられるダシでした。
強肴の鹿児島県産和牛ロースと赤鶏の溶岩プレート焼きです。
少量になっても素材にこだわる姿勢が素晴らしいです。
この様にテーブルに準備されていた溶岩プレートで焼いていきます。
味の方ですが和牛ロースは脂多めで肉本来の旨味が強く、赤鶏は脂あっさりめで鶏肉の良さを味わえるのでトータルでかなりバランスが良かったです。
揚げ物の焼き筍と芋の天ぷらです。
芋の天ぷらの方は鹿児島という事でサツマイモが中に入っている甘みの強い天ぷらでした。
自然の甘みなのでクドさはありません。
焼き筍の方はこの様にアルミホイルを剥がしてから筍の皮を剥がしてから食べます。
味の方は身がホクホクで筍本来の味を楽しめました。
今まであまりこういう食べ方はしていきませんでしたが良いですね。お気に入りです。
吸い物の土瓶蒸しです。
吸い物は基本的に碗で出てくるところが多いですが、こちらは土瓶蒸しという事で新鮮でした。
具材としてはハマグリや真丈が入っていますが出汁の旨味がそこまで濃いという訳では無く普通でした。
ご飯の日替わりご飯と香の物です。
かやくご飯でしたので少しお腹が膨れた状態でも食べられるのが良いですね。
デザートのメロンと葡萄です。
どちらも程よい甘さでさっぱりとしていて締めのデザートとして良い仕事をしてくれました。
以上が僕が宿泊した際の夕食です。
全体的にそこまで価格帯が高い宿ではないので高級食材はあまり使われておらず見た目的にはそこまでの華やかさはありませんでしたが、味はハイクラスに負けないくらいかなり美味しいと感じました。
特に良い素材を使用する為に量を減らして美味しい物を提供する姿勢を感じ取れて好印象です。
どの料理も味付けが良く調理長の技術力が高いのもありますが、コストを考えてその中で最大限努力されているんだなと考えると頭が上がりません。
とても満足度の高い夕食でした。
料理(朝食)
朝食の方はコース料理では無くシンプルな和定食とビュッフェ形式の朝食で、自分の食べたい物を追加で取って食べる仕組みになります。
この様にまず最低限の和定食が用意されていてそこからビュッフェで自分の食べたい物を取っていきます。
ビュッフェで用意されているのは一部ですがサラダやご飯、ご飯のお供や卵焼き、ウインナーなどが用意されていて結構種類は豊富でした。
ドリンク類も数種類用意されていて、夕食とは違った自由度のある朝食を楽しむ事が出来ます。
味の方も夕食と同じく、見た目の華やかさは無いですが味は良いという印象で十分満足できる朝食でした。
最後に
今回は全てにおいて満足度が高い宿「旅行人山荘」を紹介しました。
温泉の泉質も景観も良く、悪い部分が見つからない本当に素敵な宿です。口コミ評価も昔から高く、リピーターの方も沢山いらっしゃるみたいですが、それも頷けます。今までで一番お値段に対しての満足度が高いです。異次元です。
また絶対に泊まりたい宿ですね。皆さんも良ければ参考にしていただければと思います。
このサイトでは他にも鹿児島県の泊まって良かった宿について紹介しています。
・泊まって良かったオススメの宿 鹿児島県霧島市 onsen garden 湯本庵清姫
・泊まって良かったオススメの宿 鹿児島県さつま町紫尾 旅籠 しび荘 極上の温泉が満喫できる宿
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