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日本庭園が望める源泉掛け流しの宿 島根県安来市 さぎの湯荘

日本庭園が望める源泉掛け流しの宿 島根県安来市 さぎの湯荘

今回は行って良かったオススメの宿をご紹介します。
島根県にある「さぎの湯荘」というお宿はさぎの湯温泉という温泉地にあり、人気の温泉宿です。
一晩中入れる源泉掛け流しの大浴場や貸し切り風呂、広大な日本庭園があったりと魅力的なポイントが多く、食事もかなり美味しいとてもオススメできる宿なのでよろしければ参考になさって下さい。

さぎの湯荘の立地について

さぎの湯荘は島根県安木市にあります。

島根県の少し南側にあるこちらの宿はさぎの湯温泉と呼ばれる場所にあります。
有名な美術館の「足立美術館」から徒歩1分にある宿なので、観光や足立美術館へ行く際はかなり立地が良い場所にあります。
ちなみにさぎの湯温泉という温泉名は昔、白鷺が足の傷を癒した事が由来で、さぎの湯温泉と呼ばれるようになったそうです。


こちらが外観です。


全体的に和風の造りで落ち着きがあります。
周りの植栽がとても高級感がありますね。

宿は温泉街の通りに面している場所にあるので見つけやすいです。

駐車場は宿から道を挟んだ反対側にあってかなりの台数が停められます。

さぎの湯荘の館内やお部屋について

館内設備ですが、フロントは玄関を抜けてすぐのところにあります。
チェックイン時はフロントの奥の庭園が眺められる場所に案内されそちらで館内の説明を受けます。

窓の格子が少し邪魔ですが、目の前に綺麗な日本庭園が望めます。
さぎの湯荘さんはこの庭園を囲むように建っているので、客室へと続く廊下からもこの庭園を眺める事ができます。

この写真は中庭を館内の二階から別の角度で撮った写真です。
フロント側から見える景色とはまた違ったモノが見えます。
宿泊された際は色んな場所から中庭を眺めてみてはいかがでしょう。

案内された先で説明を受ける際、コーヒーとお菓子をいただけます。


お菓子も宿の雰囲気にぴったりな和菓子が用意されて非日常感を演出してくれます。
こちらはどうやらお部屋で宿泊者名簿を記入するタイプのようで、一通り説明を受けお部屋に案内されます。
今回宿泊するお部屋は「穂波」という名前の14畳和室タイプのお部屋です。

お部屋は和室ですが、純和風の造りではなく和モダンテイストの和室です。
こういうタイプの造りはあまりお目にかかった事ないので新鮮です。

テーブルにはお茶のセットが用意されていて


島根感を感じられるお菓子が置かれていました。

お部屋の奥には和室だと本来広縁がある場所に木製のカウンターが置かれています。

旅館の広縁は好きですが、これはこれで雰囲気があって良いと思いました。

木製のカウンターの横には飲み物類を準備するための水屋と呼ばれるスペースがあります。

雰囲気だけの軽い水屋といういう感じですが、間接照明などでグラスが照らされていてとてもオシャレな雰囲気を演出してくれています。
ただ少し残念なのが、グラスが間接照明で強く照らされているせいか、使われていないグラスに少しホコリが積もっているように見えてしまったのでちょっと衛生面で心配になりました。


水屋スペースの棚の下には様々な書籍が置かれています。

和室にはテレビも備え付けられています。

テレビ下には少し年季の入った金庫もあります。


エアコンも良い物が付いています。
写真は撮り忘れましたが、冷蔵庫は玄関スペースにあって大きさは宿でよく見かけるサイズでした。
空気清浄機はお部屋にありませんでしたのでその辺は残念なポイントですね。

和室のお部屋にはクローゼットも付いていて

写真のように十分な広さがあります。
そしてクローゼットの下には引き出しがあってそちらを開けると


館内着や足袋、タオルやヘヤブラシなどのアメニティ類が置いてありました。
続いて洗面台ですが

和のテイストで暖色系の照明でシンプルにまとめられています。
丸型のボウルがオシャレです。


アメニティ類は洗面台で使う必要な物だけ置いてあります。


ドライヤーは洗面台横にあります。
アメニティ類を含め、全体的に必要最低限だけ揃えている印象でした。

次はトイレの紹介です。

ウォシュレット完備で壁紙の色味も相まって全体的に清潔感のあるトイレで好感が持てました。
こちらのお部屋はお風呂は無く、大浴場や貸し切り風呂を使用するようになります。

ちなみにお部屋の紹介とは少し離れますが

さぎの湯荘さんのお部屋の鍵に付いているキーリングが他の旅館とは違って雰囲気が良かったので紹介しておきます。
こういう部分をこだわっているのは個人的にとても好印象でした。(鍵の形は編集で変えています)

さぎの湯荘には今回紹介したお部屋以外にも露天風呂が付いた離れタイプのお部屋や庭露天風呂付き客室のお部屋などもあり、そちらもオススメです。

(公式サイトより)
テラス部分に大きめの露天風呂が備え付けられている庭露天風呂付き客室の写真です。
間接照明がとてもオシャレな雰囲気を演出しています。
もちろんお部屋についている温泉は全て源泉掛け流しの温泉です。
通常のお部屋よりは価格帯は高いですが、満足度は高いと思うのでよろしければ参考になさって下さい。

大浴場や貸し切り風呂について


さぎの湯荘には大浴場と2つの貸し切り風呂があります。
大浴場は内風呂と露天風呂が一つずつあり、部屋数に対してお風呂が大きいので、時間帯にもよりますがほぼ貸切状態で使える印象でした。

(公式サイトより 大浴場内風呂)


(公式サイトより 大浴場露天風呂)

貸切風呂は2種類あって内湯タイプの「白露」と露天風呂タイプの「岩露」があります。
貸し切り時間は1時間で、チェックイン時に早いもの順に空いている時間帯であればどちらかのお風呂を一度だけ貸し切ることができます。
予約は22時までで、それ以降は空いていれば自由に入る事が可能なのでお部屋にお風呂が付いていなくてもプライベートな空間で温泉を楽しむことができます。

(公式サイトより 白露)


(岩露)

このように貸し切り風呂の扉の前に時間帯毎に予約が記載されていてその時間に入室する仕組みです。
そして貸し切り風呂には洗面台や洗い場も備わっているので、こちらで全てを済ませられます。

(岩露の洗面台)


(岩露の洗い場)

この空間はとても贅沢でとてもリラックスして温泉を楽しむ事ができました。
22時以降は空いていれば入浴可能という事で少し混み合いますが、こちらの宿は部屋数自体が少ないので貸し切り風呂だけで不自由なく楽しめるなと感じました。

こちらの宿の温泉は全て源泉かけ流しで、泉質はラジウム泉です。
湯ざわりや入った感覚としては体の変化を感じる程ではありませんが、しっかりと温泉成分は入っています。
とはいえ源泉掛け流しという事で、循環や加水をしている温泉とは比べるまでも無く良い温泉なのは間違いありません。

夕食について

さぎの湯荘の夕食はとても美味しい料理を食べさせてくれます。
夕食の会場は和室一間を贅沢に使った完全個室で食べるようになっていて、他の宿泊者の方と顔をわせる事なく食べられます。
どんな料理が出てくるかは行ってからのお楽しみですが、一例として訪れた際の夕食の写真を載せていきます。
こちらが今回の献立表です。

高級宿に負けないくらいの品数で食べる前から期待が膨らみます。


食前酒の梅酒です。


小鉢のくらげ白酢和えです。


前菜の7種盛りです。
盛り付けも綺麗でたくさんの料理を少量食べられるのが嬉しいですね。

お造りの旬魚3種盛りです。
どの魚も新鮮で美味しかったのを覚えています。


小鍋のきのこ鍋です。
お出汁があっさりめのお鍋です。


蒸し物の茶碗蒸しです。
茶碗蒸しはあまり出てこない料理なので良かったですね。


箸休めの豆乳スープです。
かなり優しい味でした。


揚げ物の里芋の豊年揚げです。
里芋のふっくら加減とお出汁が絶妙です。


酢の物の〆秋刀魚と真蛸そしてスズキの錦糸巻きです。


ご飯のしじみ釜飯です。
この炊き込みご飯はお米がしじみの旨味をしっかり吸っていてかなり美味しかったです。
島根ではしじみが獲れる有名な産地がありますからしじみ自体も質の良い物が獲れるのでしょうね。


そしてお吸い物と香の物です。


デザートのクイーンニーナと呼ばれるぶどうのゼリーです。
これもかなり上品な甘さで美味しかったです。

以上が夕食で食べた料理です。
全体的にとても美味しくて感動しました。
色々な宿に宿泊してきた感想としてはこの価格帯のお宿の中だとかなりレベルが高い夕食だと感じました。

朝食

翌日の朝食ですがこちらは宴会場でいただきます。
大広間の宴会場をパーテーションで仕切っていて他の方には見えないようにはなっていますが、夕食時の完全個室とは違い完全にプライベートな空間では無い印象でした。

朝食はコース料理では無く席に着くと全部運ばれてきます。
こちらが訪れた時の朝食です。



朝食もかなりボリュームがあります。
あっさりした和の献立ですが、焼き魚や湯豆腐も出てくるので食べ応えがあります。
お味は全体的に美味しいですが、特筆すべきメニューは無いといった印象でした。
それでも価格帯を考えると十分すぎる程の朝食だと思います。

最後に

今回は泊まって良かった宿の島根県のさぎの湯荘をご紹介しました。
綺麗な和モダンテイストの客室、源泉掛け流しの大浴場や貸し切り風呂そして美味しい料理、全体的に満足度の高い宿だと感じました。
足立美術館のすぐそばという立地もポイント高いですね。

宿のスタッフさんとはあまり会話をする機会がなかったので接客面はわかりませんが、この価格帯でこれだけ充実した内容の宿は中国地方ではなかなか無い気がします。
今回は通常グレードの和室に宿泊しましたが、少し価格帯を上げると露天風呂付き客室やお部屋食にもできるみたいなので興味があればぜひ泊まってみてはいかがでしょうか?

さぎの湯荘(公式)

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